犬らしい「犬釘」探し~調べもの学習③
【2021年1月3日追記しております。】
2017OGコンビ「ヤスコとありこ」のありこでございます。
「木製まくらぎに使われている犬釘をこの目で見たい」と、ここ10日以上、伊丹線と神戸線の木製まくらぎを撮影したり、本やネットで犬釘について調べてたりしておりました。
*ワタクシの調べものルール:①ネットの百科事典類は見ない ②調べたい対象にとても詳しい方のブログは見ない ③本はOK ④メーカーカタログ、会社HPなど公っぽいネット情報はOK ④1週間くらいたったら、①②解禁
なぜ「犬釘」かといいますと、
まくらぎやレールについての説明を読んでいて、
「木のまくらぎは犬釘によって締結できるが‥」(線路端のひみつ/小佐野カゲトシ著~交通新聞社)
「締結に使う釘はアタマの部分の張り出しが大きい犬釘と呼ばれるものです。」(面白いほどよくわかる電車のしくみ/所澤秀樹監修~日本文芸社)
とあり、「犬釘」という名前と形に惹かれたのがきっかけです。
「名前に『イヌ』がつく植物は、あまり人間の役にたたない」と沖先生に教わりましたが(詳しくはヤスコさんのブログを☆☆☆)、犬釘の「犬」は、役立つ犬さん。
下の絵はワタクシの犬釘妄想図です。
妄想とは言いながら、いくつかの資料を見て、釘の特徴(耳と鼻)が出るように描きました。
「横向きの犬に似ているでしょう?」ということで比較として犬の絵も追加いたしました。
「木製のまくらぎと犬釘はセット」だから、犬釘さんとはすぐにお会いできると簡単に考えておりました。
が、簡単ではありませんでした。犬らしい犬釘がありません。
頭が丸いし、本で見た固定方法(犬釘さんが直接レールを固定)とも違います。何度も打ち付けられて、頭が丸くなっちゃったのかな?という考えが頭をよぎりましたが、
初めから、丸形っぽいです。ちなみにこちらは、コンクリート製まくらぎの締結部分。
とうとう、ネットの百科事典を見てしまいました。(カンニング)
「犬釘「JIS規格」で検索していただければと存じます。
「dog spike」でもぜひ検索を。
「犬を作っていたら釘になった」ような犬釘があります。
ワタクシの調査によりますと、伊丹線では塚口駅の伊丹線ホームから塚口市場道踏切道までの間にだけ木製タイプのまくらぎが使われています。
犬釘カタログによると、まくらぎに埋もれてしまう部分は丸形と四角形がありますが、写真は四角。【結論】
犬の形をしていなくても、「犬釘」
犬釘ではないと思っていたものは「犬釘」だった。
JISでは、犬くぎ、Rail Spikeと表記。
【これからの楽しみ】
耳と鼻がはっきりわかる犬釘を気長に探します。まずは博物館へ。
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