阪急京都線沿線観光あるき コース紹介 ~島本町・西国街道コース~
こんにちは、スナフキンです。
さて、お馴染みの阪急京都線沿線観光あるきから、
今回は島本町の「西国街道コース」をご紹介します。
(写真は12月7日に開催された無料ガイドツアー時に撮影したものです)
阪急水無瀬駅を出発し、歩くこと約10分、
伝説となったスナフキンのデビューブログでもご紹介しました、
「島本町立歴史文化資料館」に到着です。
ここでは、館長から島本町の歴史と文化についてご説明いただきました。
中でも個人的に印象深かったのはこちら、
中将棋です。
普段良く目にする9×9マスの将棋を「小将棋」と呼ぶそうで、
この中将棋は12×12マスで、駒の数も種類も小将棋の倍以上!!
面白そうですが、それよりも何よりも難しそうです・・・
「獅子」「鳳凰」「飛牛」「反車」「奔王」「盲虎」「酔象」などなど、
難読漢字のオンパレード・・・
もはや駒の動きの想像がつきません(汗)
(ちなみにそれぞれ、「しし」「ほうおう」「ひぎゅう」「へんしゃ」「ほんおう」「もうこ」「すいぞう」と読むそうです)
そして、「中将棋」より大きな「大将棋」の存在などは想像もつきません。(笑)
ところで皆さん、阪急水無瀬駅の旧駅名をご存知でしょうか?
知らないというかたは、伝説のデビューブログを再参照!
そう「桜井の駅駅」です。
このあたりは、古くは桜井という地域であり、今でもその名は残っています。
また、桜井地区には馬宿(うまやど)があり、“桜井の駅”と呼ばれていました。
そういった史蹟“桜井の駅”が近くにあることから、
1948(S23)年に水無瀬駅に改称されるまでは「桜井の駅駅」という駅名だったそうです。
こちらが、“桜井の駅”の碑です。
“桜井の駅”跡は島本町立歴史文化資料館の真向かいにあり、
公園として整備されています。
かっこ書きにあるように、楠木正成(くすのきまさしげ)にゆかりがあり、
正成とその子・正行(まさつら)の別れの地だそうです。
また、園内には様々な石碑等があります。詳しくはこちら↓
特に、石碑は歴史的に有名な人物の書であったりしますので、
ぜひ一度訪れて、ご覧になってください。
さて、桜井の駅跡を出て西国街道を京都方面へ進みます。
西国街道の碑です。
江戸時代の風情が残る道を進むと、水無瀬神宮に到着。
水無瀬神宮は、離宮の水と呼ばれる名水が有名で、
自由に取水することができます。
また、水無瀬神宮に納められている宝刀は、
ルパンⅢに出てくる、もとい、安土桃山時代の大泥棒・石川五右衛門に狙われたそうで、
神社の入口の門には、五右衛門が門をよじ登った時につけたといわれる手の跡が残されています。
(○の箇所が手形の残っているところ)
水無瀬神宮を出て、再び西国街道を進むと・・・
「これより東、山城の国」という石碑が立っています。
そう、ここが昔の国境、つまり現在の府境です。
府境の明神川(みょうじんがわ)がこちら
昔の国境、現在の府境は、意外にも生活感のある川でした。
そして、このあと阪急大山崎駅でゴールとなります。
いかがでしたでしょうか?
歴史ロマンと歴史情緒があふれるコースでしたね。
ぜひ、史蹟の多く残る西国街道を歩いてみてください。
そしてここで大事なお知らせ!
今回ご紹介した西国街道コースの無料ガイドツアーが4月5日(金)に開催されます。
詳しくはこちらをチェック!
なお、事前申込が必要です。既に受付が始まっていますので、お早めにお申込くださいね。
申込先はこちらでご確認ください。
「歩くのはちょっとしんどいかなあ~」というかた、
阪急水無瀬駅、阪急大山崎駅ともに阪急レンタサイクルの営業所がありますので、
自転車を使った歴史サイクリングもオススメですよ。
以上、スナフキンでした。