~吹田の歴史を探しに~
こんにちは、スナフキンです。
三寒四温が過ぎると、いよいよ春の到来です。
春は何と言ってもまち歩きの季節です。
ぜひ、「観光あるき」のパンフレットを片手に、阪急沿線の春を満喫してください。
さて、今回は阪急京都線沿線観光あるきから「吹田の歴史散策コース」のご紹介です。
(コースマップはこちら)
吹田といえば、「万博公園」・「ビール工場」・「鉄道」が観光スポットの3本柱に挙げられますが、実は意外と街中に史跡があるんです。
それでは吹田の歴史散策に出発!!
阪急千里線・吹田駅で下車、東口方面へ出るとすぐに、
泉殿宮(いづどのぐう)が見えます。
この宮内から湧き出る水をドイツのミュンヘンに送ったところ、
「ビール造りに最適」とのお墨付きを得たそうです。
その結果、東洋初のビール工場が吹田に建設されたとのこと。
(残念ながら現在は水脈が地中深くに移り、ここからは湧水していません)
泉殿宮を出て、JRの線路をくぐり、少し進むと・・・
このような、昔ながらの旧家が残る街並みに出会います。
う~ん、千里のイメージとは全然違いますね~。
その中でもこちら、旧西尾家住宅(上の写真)は、
建築物としての評価も高く、国の重要文化財にも指定されています。
西尾家は江戸時代に上皇の所領の庄屋(地域の代表者的な役職)を務めていたそうです。
それにしても立派な門構えです・・・
旧家の立ち並ぶエリアを抜けると、
大の木神社(だいのきじんじゃ)に到着です。
樹齢700年以上のムクノキの古株が残っていて、近隣の住民の方々は親しみを込めて「大の木さん」と呼んでいるそうです。
また、ここには鎌倉時代の貴族・西園寺公経(さいおんじきんつね)の別荘があったそうで、現在はその石標が立てられています。
さて、大の木神社を過ぎますと、安威川と神崎川の合流地点に出ます。
このあたりには昔、渡し船の船着場があったそうで、
江戸時代後期には回漕業を営む家が軒を連ねていたとのこと。
橋が何本も架かっている現代では、考えられません。
(吹田の渡し跡に設置された案内板)
川沿いの吹田の渡し跡から再び、旧家の並ぶエリアに入っていきますと、
何やら大きなお屋敷を発見!
こちらは、浜屋敷という文化施設です。
江戸時代に庄屋を務めていた旧家の屋敷を改修整備したそうです。
浜屋敷の周りにも、旧家や旧街道の道標などが残っており、このエリアだけでも歴史散策が楽しめますよ。
さて、このあとはJR吹田方面へ向かいます。
途中、大きな鳥居があると思ったら、高浜神社という奈良時代から続く大きなお宮さんでした。
(高浜神社)
このあと、多くの買い物客で賑わう旭通商店街を抜け、
JRの線路を地下道でくぐり抜けると、
何やら、ビールの看板が多くなってきました。
そうです、アサヒビール吹田工場に到着です。
こちらの工場は、アサヒビール発祥の地だそうです。
またこちらでは、出来立てのビールが試飲できる工場見学が人気だそうです(要予約)。
(残念ですが、この日は見学せずに帰りました・・・)
そして、そのままビール工場の外周を進むと、
ゴール地点の阪急吹田駅に戻ってきます。
約5㎞、2~3時間の平坦な道のりのコースでした。
いかがでしたか?
吹田というと、『万博を契機に発展した新しい町』という思いを抱いていましたが、意外と歴史が深く、趣のある街並みを楽しむことができました。
皆さんもぜひ、吹田の歴史を歩いて楽しんでみてください。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さあ、そしてここから大事なお知らせです!!
今回ご紹介したコースの無料ガイドツアーが4月に開催されます。
しかも4月5日(金)と7日(日)の2回開催!
平日にまち歩きを楽しみたい方、平日は仕事で参加できないという方、いずれの方もご参加いただけます!
ぜひ、皆さんお誘い合わせの上、ご参加くださいね。
詳しくはこちらをご覧ください。
なお、事前申込制です。両日とも先着30名限定ですのでお早めにお申込ください。
(お申込先はこちらでご確認ください。)
ビール工場見学の予約を入れておいて、歴史散策後に出来立てのビールの試飲も良いかもしれませんね。
以上、スナフキンでした。またお会いしましょう。