重要文化財で明治時代のお雛様を+芦屋の美術館めぐり
伊丹郷町館「旧岡田家住宅」にて、2/5(土)~3/6(日)まで ひなかざり展が開催されています。
ひな飾りを見ることができるスポットを紹介しますね。
芦屋川駅から北にあがっていったところにあるヨドコウ迎賓館(旧山邑邸)は、世界の巨匠フランク・ロイド・ライト設計で創建当時の姿をとどめている唯一の洋館で、国指定の重要文化財となっています。
2011年2月11日(金)~4月3日(日)ひな人形特別展をしています。
明治時代の最高の技と素材を使って作り上げられた貴重なお雛様を見ることのできるチャンスです。
住宅事情や生活スタイルの変化により、フルセットでお雛様を飾るお家も少なくなってきたかもしれませんが、当時は、ごく限られた数がごく限られた人のためにしか生産されなかった 時代を越えた美しさをそなえる「伝統工芸品」をこうして誰でも眺めることができるようになった、というのも悪くはありません。
普段は水・土・日・祝日のみの開館ですが、雛人形特別展示の期間は火・木も開館になります。
ヨドコウ迎賓館
住所:芦屋市山手町3-10
電話番号: 0797-38-1720
開館日時:水・土・日曜日と祝日 10:00~16:00(入館は15:30まで)
アクセス:阪急芦屋川駅から北へ徒歩10分
芦屋市内の美術館をご案内します
といいつつ早速こちらは推奨なんですけど
阪急芦屋川駅から 阪急バス有馬行または芦屋ハイランド行バス「奥池」で下車
中国清代中期以降から現代に至る陶磁器、書画、刺繍などの美術工芸品を収蔵、紹介しています。
中庭、バルコニーからの奥池の眺めもステキです。
住所:芦屋市奥池町12-1
電話番号:0797-38-0021
開館時間:10:00~16:00
休館日:火曜(2010年12月27日~2011年3月15日の間は休館)
入館料:大人 500円 学生 300円 小人 100円
15分くらい歩くと奥池に到着です。
天気がいい日はすばらしい眺め~
さて、阪急芦屋川駅に戻りまして「細雪文学」碑 駅前の商店街にあるかかりつけ医院の櫛田医院のモデル 重信医院を通ります。
少し芦屋川を下りますと
1988年に開館した美術館。内部はとても美しくメンテナンスされていて、エントランスに置かれたアンティーク小物も見事です。江戸時代の携帯用筆記用具「矢立」を中心に江戸時代の美術工芸に焦点をあてた日本唯一の美術館。広重の「東海道五十三次」(保永堂版全55点)、根付、刀装具、煙草入れ、髪油壷などを展示しています。
住所:芦屋市月若町6-1
電話番号:0797-23-2878
開館時間:10:00~17:00(入館16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
夏季 7月11日~8月10日 冬季 12月11日~1月10日
入館料:一般 600円 中高生 400円 小学生 300円
芦屋川沿いでも仏教会館・カトリック教会・芦屋警察署など素敵な建物を見ることができます。
京都から怪物"ぬえ"が流れ着いたといういわくつきの「ぬえ塚」があって歴史の香りのする公園「芦屋公園」の途中で、「鵺塚橋」を渡って南にいきますと
スパニッシュスタイルの建物で、高浜虚子の遺墨や書簡、夏目漱石の「我輩は猫である」の直筆原稿、正岡子規の書簡など貴重な文学資料が展示されています。開架式の閲覧室もあります。
住所:芦屋市平田町8-22
電話番号: 0797-21-1036
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30)
休館日:月曜日、祝日、振替休日の翌日、年末年始
入館料:一般500円/18歳以下300円
美術部門と歴史部門を併せた複合施設として、芦屋ゆかりの作家の作品を中心に内外の名画、名品を展示しています。
住所:芦屋市伊勢町12-25
電話番号: 0797-38-5432
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)展示替え期間 年末年始(12/28〜1/4)
谷崎潤一郎と作品に親しむことのできる記念館
住所:芦屋市伊勢町12-15
電話番号:0797-23-5852
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日: 月曜日(月曜が祝日の場合は翌日)
年末年始(12/28~1/4)展示入れ替え等の期間
入館料: 一般 300円 大・高生 200円 中学生以下無料
谷崎が松子夫人と新婚時代に住んだ家で後に詩人・富田砕花が居住。
ここで「源氏物語」の訳に取り掛かりました。
住所:芦屋市宮川町4-12
開館日:日曜日・水曜日
ただし、年末年始(12月25日~1月4日)8月13日~19日、10月17日を除く
開館時間:10:00~16:00(入館は15:00まで)
詩的で色彩豊かな幻想的な作風が特色のマルク・シャガールの常設展では日本一の展示数(約330点)を誇ります。エッチングによるモノクロームの作品「バイブル」は全品、「カラーバイブル」連作45点、「出エジプト記」の連作24枚を鑑賞できます。
入ったらすぐにプーさんのぬいぐるみとテディーベア。休憩室を設け、天井にシャガールが手掛けたパリ・オペラ座の天井画を飾ったり、テディベアでシャガールが妻の肖像画を描いている写真を、再現したコーナーを設けたりと遊び心もあるユニークな美術館です。
開館時間:11:00~17:00(入館は16:30まで)
開館日:毎週 金、土、日、月曜日
休館日:毎週 火、水、木曜日 12月1日~1月10日まで休館
入館料:一般 600円 高・大学生 500円 小・中学生 300円
谷崎潤一郎さんの「細雪」
姉妹の女性同士ならではの微妙な心理や阪神間への愛着、そして当時の結婚事情のリアルな描写力 そして何よりことばが美しい。
村上春樹さんは芦屋市の中学校出身で、大学進学で東京に出るまで、阪神間で過ごされました。(村上春樹作品に登場する阪神間もご覧くださいね)
芦屋はセレブだ、おしゃれだ、とばかり紹介していないで、
こうした素晴らしい文化遺産を伝えていきたいものです。
レンタサイクルに挑戦してみようという方は
0からのレンタサイクル ~概要と設置駅~
0からのレンタサイクル ~ご利用ガイド~
オリエンテーション ~レンタサイクル西宮北口~
(阪急西宮北口駅から芦屋川駅まで自転車で30分)
オリエンテーション ~阪神レンタサイクル~
(阪神西宮から芦屋駅まで自転車で20分)
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この記事へのコメント(4)
sugar2011年2月 7日 22:27
マイシャガール美術館、とにかく気になりながら
前を通るだけで、入館したことはないのです。
ゆかりさんの記事を見たら、もっと気になりました。
ゆかり2011年2月 7日 14:20
かいつうCANさん
芦屋は山と海が近いので、雑誌などで紹介されるおしゃれなお店やスイーツと一緒に回るのも楽しいですね。
また浜方面にもいろいろできていますので、後日紹介しますね~
マイシャガール美術館はコアですよ。ぬいぐるみもたくさんありますので、お子さんも喜ぶと思います。
かいつうCAN2011年2月 7日 12:02
芦屋って名前はもちろん!知ってましたがまだ一度も足を運んだことがありません。そこがこんなに・・・・文化、歴史、建築、文学、美術てんこもりの街だったとは。一度は行かねば、ですね。
シャガールは嫁さんが好きそうだなあ(美術科卒。その名前は何度か嫁さんから聞いたことが。余談ですが、某鑑定団では和洋を問わず絵画には反応する人です。笑)。
ゆかり2011年2月 7日 23:44
sugarさん
シャガール作品もですが、テディーベアのコレクションもすごいんですよ!
打出にもfeuを始め、いろいろお店もありますしね。
小雨の日にゆっくりと美術館を鑑賞するのが好きです。