【読書×神社】森見登美彦さんと縁のある吉田神社へ
はじめに
みなさまこんにちは、ゆうからです。
さて、わたしが秋と考えて一番最初に思いつくのは「読書の秋」
実はゆうから、本がとても好きで、古本屋さんを覗いて、読みたい本を見つけたら手あたり次第買って読んでしまうような人でして...(^^;)そんな自分の好きなことと、何か絡められないかなあ...と考えた【読書と〇〇】というタグで記事を書いてみようと思いまして...少々趣味にお付き合いいただけると嬉しいです。
きょうお話しするのは「読書×神社」
わたしが京都の大学に通いたいと思った大きな理由になるのが「森見登美彦さんの世界に入り込みたい!」とおもったから。
森見登美彦さんは京都大学のご出身で京都を舞台にたくさんの物語を紡がれている方です。
今回はその中の1冊、「恋文の技術」(ポプラ社)から。「恋文の技術」は、全編主人公から誰かにあてた手紙で綴られる"書簡体小説"で、恋文修行をする青年のお話。
その中で好きな文章がありまして...引用させて頂きます。
"吉田神社は縁起が悪いと君は言うだろう。確かにあの神社は、合格を祈願する者は大学に「落ちる」、単位取得を祈願する者は単位を「落とす」ことで名高い。しかし考えてみたまえ。恋愛問題に関する限りはそれがイイのだ。なんとなれば恋というものは、自分は「落ちる」ものであり、相手を「落とす」ものだからだ。"(単行本p12より抜粋)
この言い回しがわたし大好きで...!一度も行ったことなかったので実際に行ってみました。
京都大学正門から歩いてすぐのところにあります。
吉田山のふもとにある神社で、階段がたくさんあるので、歩きやすい靴で行くことをおすすめします!
まずは森見さんの世界では大学に、単位に、恋に「落ちる」神社の本宮へ。
本来は【厄除開運】【学問成就】【良縁・夫婦和合】のご利益があるようですよ(^^)
「落とす」お祈りをしたら、御朱印を頂いて...
あら、興味深いものを発見!
こちらは「だるまみくじ」で、このだるまさんの中からミニダルマを取り出し、そのミニダルマの中におみくじが入っています。森見登美彦さんの小説とダルマって切っても切れない関係があるので、ここから来ているのかな...なんて考えてみたり。
吉田神社の中は広くて、その中でも気になる末社が。それが「菓祖神社」です!
読んで字のごとく、「果物の祖と言われる橘を日本に持ち帰った」とされる田道間守命と、「日本で初めて饅頭をつくった」とされる林浄因命の2神を菓子の祖神として祀っているそう。
京都のお菓子業界の方々から信仰を集めていることは、この写真から一目瞭然なのではないでしょうか...?
わたしもお菓子を美味しく頂いている身として、いつもの感謝を伝えてきました(^^)
森見登美彦さんの小説を知らなくても楽しめますので、皆様もぜひお参りしてみて下さいね。
吉田神社
行き方:阪急電車「京都河原町駅」から『四条河原町』市バス201号系統(祇園 百万遍行き)
京都市バス「京大正門前」停留所より徒歩 約5分
電話番号:075-771-3788
社務所開設時間:午前9時~午後5時
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。