〈A.環境負荷低減〉
温室効果ガス排出量削減・省エネルギーの取り組み(鉄道車両)
地球環境保全という点で今最も大きな課題といえば、温室効果ガスに代表される温暖化ガスを原因とする地球温暖化です。都市交通事業本部ではその対策として、鉄道車両について、下記のような取り組みを行っています。
省エネルギー車両を導入して使用電力量を削減し、発電所から排出される温室効果ガスを削減します。
(1)省エネルギー車両の導入
ブレーキ時は電動機の回転力を活かし、発電機として使用し(回生ブレーキという)電力を架線に返し、他の加速中の列車の電力として使用するなど省エネルギー化を図っています。
・回生ブレーキ車両…967両(2025年3月31日現在)
2024年度に導入した2300系車両は、省エネルギー性能・静音性に優れたインバータ式空調装置や空気清浄機を当社で初めて採用するほか、最新の高効率な半導体素子を用いた制御装置を採用することにより、既存車両と比較して消費電力量を約60%削減しています。
(2)軽量車両の導入
従来の鋼製車両に比べ約10%軽量化を図ったアルミ車両の導入を進めています。車体重量が軽い分、少ない電力で動かすことができるとともに、ブレーキ時の負担も軽減できます。
・アルミ車両…876両(2025年3月31日現在)
(3)補助電源装置
車内の照明や冷暖房装置等の電源には、回転音がしない音の静かな、GTO、IGBT等の半導体素子を使用したSIV(静止形インバータ)装置を使用しています。従来の電動発電機に比べ変換効率を15%向上しています。
(4)車両運用での省エネルギー
省エネルギー車両の運用比率を高め、使用電力量の削減に努めています。また、昼間時には車内灯消灯の協力をお客様にお願いしております。
(5)LED照明の導入

新造車両はもとより既存車両の照明についても積極的にLED化を推進させ省エネルギー化を図るとともに、照明の長寿命化による廃棄物の発生を抑制しています。
・客室へのLED照明導入済車両…907両(2025年3月31日現在)