2025年04月
環境
阪急宝塚線・石橋変電所に「 回生電力貯蔵装置 」を導入しました
阪急電鉄では、電車の走行時に使用する電力のさらなる省エネルギー化を実現するため、4月10日(木)から、阪急宝塚線・石橋変電所(大阪府池田市石橋)において当社初の「回生電力貯蔵装置」の運用を開始しました。
省エネルギー性能の高い電車は、減速時に発生する運動エネルギーを、モーターの特性を活かして電気エネルギーに変換することができます。こうして生み出された電力を「回生電力」と呼び、架線を通じて、他の電車を走行させる電力として再利用しています。しかし、同時に多くの電車が減速するタイミングなどにおいては、回生電力が余剰となり再利用できない場合があります。そこで「回生電力貯蔵装置」を導入することにより、余剰となった回生電力を一時的に貯蔵し、電力が必要となるタイミングで再利用することで、エネルギーを有効活用することができます。
今後も、他の変電所への本装置の導入拡大など、脱炭素社会の実現を目指し、さらなる革新を追求します。
