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2021年08月

快適

淡路駅周辺連続立体交差工事進捗状況

JRおおさか東線交差部に長大橋が架かりました!

 阪急電鉄京都線・千里線淡路駅周辺では、淡路駅を中心に京都線約3.3㎞、千里線約3.8㎞の計約7.1㎞の区間の鉄道を高架化する工事を実施しています。
 踏切による交通渋滞や事故の解消、都市交通の円滑化、市街地の一体化などを目的に、大阪市が事業主体となって進めており、工事完成後には17箇所の踏切が廃止されます。
 また、将来の淡路駅は、下層に京都河原町・北千里方面、上層に大阪梅田・天神橋筋六丁目方面の列車が走る方向別の2層高架になる計画で、当社はこれら鉄道の高架に関わる工事を進めています。

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 今回、淡路駅北側の阪急千里線とJRおおさか東線が交差する箇所で、上下2層のトラス桁という特殊な橋を架ける工事を行いました。トラス桁は桁長が約76m、重量は800t以上と、これほどの大きなトラス桁を線路上空に架ける工事は前例のない大規模な工事でした。

淡路駅周辺連続立体交差工事進捗状況

〈全景写真(京都河原町方から)

 2017年から鉄道運行の安全性確保を考慮した検討を進め、2018年に橋を架ける工事に着手しました。本工事では、周辺の工事ヤードが狭隘なため、隣接の高架橋の上でトラス桁を組み立てた後に、桁を移動させていく「送り出し工法」を採用しました(左図ご参照)。工事中は、地震等により落橋しないよう、安全対策には万全を期し、2020年7月6日夜間作業にて無事に桁の送り出しが完了しました。今年度からは、同じような工法で将来の京都線が走行する2層トラス桁を架ける工事に着手していきます。
 高架化工事の完成までは長期間を要しますが、列車の安全運行を確保するとともに、近隣住民の皆様のご理解・ご協力を賜りながら鋭意工事を進めていきます。阪急電鉄では、今後も、このような取り組みを通じて、まちづくりや交通利便性の向上に協力すると共に、工事施工中の列車運行の安全確保に努めてまいります。

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