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vol.45 三国駅周辺、ハートフルな下町名店めぐり
駅の北側を流れる神崎川を挟み、手前の淀川区、川向こうの豊中市のどちらにもアクセスしやすい三国駅周辺をぶらり。お洒落なニューショップだけでなく、駅東に伸びるアーケード商店街や、下町の人情味溢れる昔ながらのお店にも活気がある街です。お店でのコミュニケーションも楽しみつつ、名店をのんびりめぐってみよう。
※掲載スポットの内容は掲載時点(2018年2月中旬)のものです。料金やメニュー内容、営業情報は変更になる場合がありますので、事前にお確かめのうえお出かけください。


魚富水産 ぎょっぷ

旨い魚と海の家のワクワク感を
選りすぐりの海鮮メニューが朝・昼・晩と楽しめる、魚屋さん直営の居酒屋。丼を横断する大きな赤海老を囲むように、とり貝、マグロ、サーモン、ハマチ、カンパチ、うに、鰻、イクラが鮮度と味を競い合う「極上海鮮丼」。ランチタイムは同価格で、具沢山みそ汁と漬物がサービスに。あらゆる海鮮丼に使用する自家製タレは魚介だけでなく卵黄(プラス50円)とも相性抜群。「極上海鮮丼」1.600円
(左)ボリューム満点の海鮮丼は食べきれるか心配…という人にはランチ限定の「小盛り丼」(500円)がちょうど良さそう!目にも鮮やかな「トロサーモン丼」は女性人気No.1。夕食は一品料理をお酒と共に楽しむのもおすすめです。
(右)海の家のような店内に鎮座するネタケースには、毎朝、中央市場で仕入れる定番&旬の味覚がずらり。カウンターの手前には、お客さんからのリクエスト多数につき“その夢叶えタレ!”と商品化された「海鮮丼のタレ」300ml 540円。

VALOIR

店舗限定のロリポップにキュン!
店内からカワイイが溢れそうなショコラ&フィナンシェの専門店。なかでも目をひくのが、シェフの愛猫をモデルにした「ロリポップ」。「食べちゃいたいくらいカワイイ」が食べちゃえるという幸せ。全てのスイーツが店舗の奥にあるアトリエでつくられています。「小さなお店だからこそ、お客さんの声を間近に聞けて、商品づくりのヒントになることもあるんですよ」と奥田シェフ。「ロリポップ」各180円
(左)シェフが「焼き菓子の中で一番好き」というフィナンシェ。一般的なタイプの他に、チョコやドライフルーツを飾ったもの、ケークタイプなど、堂々の品揃え。焦がしバターが香る「ナチュール」など210円~。
(右)同店ではコロンビア産カカオを中心に5カ国8種のクーベルチュールを使用。ボンボンショコラは、ビターとミルクチョコを使った「セレクション」が人気。ギフトや自分へのご褒美チョコに。6個入1,500円。

Mista

隠れ家ショップで大人の家具選び
ヨーロッパのクラシカルな家具とモダンでスタイリッシュなオブジェなどがバランスよくミックスされた居心地の良い空間。予約制の隠れ家的インテリアショップですが、高品質なアンティーク調家具の取り扱いは国内でも珍しいため、関西以外からも問い合わせ多数。コーディネートに冷静かつ親身に相談にのってくれるのは美容室やカフェなどの店舗内装も手掛けるオーナーの稲村さん。
(上)フォルムの美しい椅子やソファは特殊なエイジング加工を施したアンティーク調のリプロダクト品。個性的でありながら飽きが来ず、上品なデザインやカラーリングが人気です。「ソファチェア」49,680円。
(下)雑貨類はリアルなアンティークも含む美品揃い。価値のある確かな商品しか置かないというオーナーのこだわりが光ります。


「ワールドフェスタ」「クリスマス」「ネコ」など毎回テーマを設けて開催
みくにマルシェ
駅東に500mにわたって伸びるアーケード商店街【サンティフル三国】で三ヶ月に一度、開催される「みくにマルシェ」。地元で子育て中の主婦の声を受け2015年から始まった同イベントは、ネットでは味わえない対面販売の楽しさが評判を呼び、回を重ねるごとに盛り上がりを見せています。手作り雑貨やお菓子の販売だけでなく、子どもも参加できるユニークなワークショップも人気の理由。詳細は実行委員会公式サイトへ。

「シーフードパエリア」2,300円(3~4人前)と「エビとマッシュルームのアヒージョ」690円
エルナージ
2010年オープンの家族で営むスペイン料理のお店。郵便局として使われていたという築80年の建物と当時の雰囲気を残すレトロな内装の空間は、本場スペインの家庭料理の味に魅了された多くの客で賑わいます。具沢山のパエリアは絶妙の火加減で、底にできるカリカリのお焦げ「ソカレッツ」も最高。海老とマッシュルームのアヒージョは旨味たっぷりのオイルをよく吸う自家製パンとともに。

「仔羊の網焼き」1本1,080円と「自家製ベーコンと野菜たっぷりのペペロンチーノ」1,400円
マンジャーレはす亭
ヨーロッパの田舎料理が楽しめる三国の人気店。かつてこの地が蓮池だった名残を店名にとどめる。旬の食材を使った日替わりを含め、メニューは常時60種以上。豊富なアラカルトはハーフサイズでも頼めるので、おひとり様もお気軽に。何を頼んでもおいしいうえに、生ハムやカラスミ、バゲット、スイーツと作れるものはなんでも自家製の本格派。それでいて「下町のなんでもアリな感じがええでしょ?」という中村シェフの気取らなさ。これは通いたくなります。

中からチーズが溶け出す「チーズ焼スペシャル」1,050円
ぼてQ
粉もん激戦区・三国の先駆け的存在の同店。ケーキ用のキメの細かい小麦粉を使った特製生地を、中はふんわり、外は両面カリッと焼き上げるスタイル。牛肉・豚肉・イカ・エビ・チーズが入ったスペシャルな一枚は30年越えの人気メニュー。他にも明太子トマト焼(夏季)やカレーや納豆などの創作系でファンの胃袋をがっちりホールド。バラエティに富んだ一品料理をアテに、自慢のレモンサワーをグビッと飲みつつ、焼き上がりを待つべし!一度食べれば、また訪れたくなる魅惑のおいしさです。