最寄り駅のトイレもリニューアル間近?
きれいで快適なトイレをもっと身近なものへ
関大前駅の旅客トイレをリニューアルしました
阪急電鉄では各駅のトイレのリニューアルを進めております。完成した新しいトイレをもうご利用いただけましたでしょうか?
この度、関大前駅旅客トイレのリニューアルが完了しました。
今回の工事では、以前からの取り組みである「ブース扉の引き戸仕様化」、「簡易多機能トイレの整備」、「換気設備の強化」、「阪急らしさ」を意識したシックな清潔感のある色使い」に加え、リニューアルに伴い新たにブース内に設置する「ベビーチェア」「フィッティングボード」「パウチ洗浄」の各機能を分散させました。
従来これらの機能は、特定のブースに集中させておりましたが、駅のトイレは多様なお客様にご利用いただきます。「この設備・機能が使いたいのに、設置されているブースが使用中で使えない…」というお声に応えるため、機能・設備の分散を行いました。さらに「簡易多機能トイレ」は今までの形状や大きさを再検討して、ゆとりのある設計にすることで、より使いやすい空間にしました。
既存の性能に満足することなく、より快適なトイレをお届けするために日々検討・改良に努めております。よろしくお願いします!
引き戸仕様の個室ブースで、出入りがスムーズになりました。
機能分散の考えから、一般ブース内にもアメニティを配置しました。車椅子のお客様にもご利用いただける簡易多機能トイレです。
形状・大きさも再検討し、より使いやすくしました。既設多機能トイレにも「使用中」表示電照サインを付加しました。
使用状況が一目でわかるようになりました。
お客様に寄り添ったトイレづくりを目指して…
工事期間中はご不便おかけいたしましたが、お客様のご理解・ご協力のおかげで無事工事が完了しました。ありがとうございました。
今回工事を行った関大前駅は、「衛生器具数はそのままに、前よりゆとりのある快適なトイレ」をコンセプトに計画しました。そこから新たな試みとして「アメニティ設備の分散」や「ブースの形状・大きさの再検討」の考えを提案し、計画に反映しました。
また、受験生のお客様に快適なトイレをご利用いただきたいという想いから、受験シーズンまでのリニューアル完了を目標に、工事の進め方も工夫しました。
今後も継続していくトイレのリニューアル。より利用しやすい空間を追求して、お客様に快適なトイレがご提供できるように、これからも全力で取り組んで参ります。
※ 記載の内容は、2020年7月時点での情報です。

阪急設計コンサルタント(株)
第二建築部
田中 脩吾